【在宅看取りがもたらすもの】
人として生まれ、人として死んでいくとはどういうことかと考えた時、自分を作ってきた物語が詰まったその場所、慣れ親しんだ人たちの中で自分という個を活かし生き抜くことにほかならないのではないかと考えます。病院であれば「患者さん」ですが、我が家ではどのような姿であろうと「父、母」であったり一家の主であったり。その役割の中で生き抜くことができます。
同じ時間に息をしていることが奇跡だったと理解できた時、その人の生を、今日を生きる糧として持ち続けることになります。
良好な家族関係を築くことが難しく孤独な暮らしを送っていた人が、訪問介護士が毎日お世話をし、訪問看護師が介護士のサポートと遠方の家族とのやり取りを忍耐強く続けた結果、亡くなる直前に「ありがとう」が言える親子に戻れた奇跡に寄り添うこともありました。
私たち支援者が動くか動かないかで、目の前の人のエンドステージが変わってくることも有りうるのだという事実を正面から受け止め、頑張るご家族や介護士らと共に、今、ここという覚悟を持って動くことを信念としています。
病気や障害はあるけども、住みなれた自宅でできる限り穏やかに暮らして行きたい
介護の方法を知り、家族の絆を強めてあったかい療養生活を送りたい。
こころの在宅看取り、緩和ケアについて
私たちこころは「最後まで自分らしく生き抜く」在宅看取りへの支援を柱として設置した事業所です。日々の健康状態の確認、症状による苦痛への緩和ケア、清潔や食事、排泄など日常におけるケアと指導などと共に、医師や各事業所へ積極的に働きかけ、より良い看取りへとつながるようにご支援致します。様々な看取りを支援してきた経験豊富な看護師がお支えします。
介護事業者(ヘルパーさん)との違い
間違われることが多いのがヘルパーさんのサービス内容との違いです。ヘルパーさんは主に調理やお掃除など生活面でのご支援を行います。私たち看護師は、利用者様のお体や介護される方のご不安などを確認し、そこに応じたケアや介護者への相談、指導など、生活面はもとより医療的な支援も行う専門性の高い存在です。
看取り看護
「最期の時は自分の家で過ごしたい」や「家に連れて帰ってあげたいけど家の介護だけでは厳しい」など、ご本人やご家族の声を大切にして様々な提案とお手伝いをさせていただきます。
サービスの内容
健康状態の管理
バイタルチェック(血圧、体温、脈拍などのチェック)、病状の観察、精神面のケア
自宅でのリハビリテーション
関節の硬化を防ぐ運動、日常生活動作の訓練(歩行、排泄など)、外出、レクリエーション
治療促進のための看護
医療機器や器具の管理、服薬指導、主治医の指示による処置や検査
相談
住宅改修や福祉用具導入に関する相談、介護負担に関する相談、健康管理、日常生活に関する相談
終末期の看護
痛みの緩和、本人や家族の精神的な支援、看取りの体制に関する相談